土曜日、日曜日と両親に頼まれ田植えの手伝いを行いました
我が家は大百姓ではありませんが、先祖から受け継いだ田んぼがあり
父がそれを引き継いで行っています
私は小さい頃から田んぼでの作業は好きではありませんでした…
我が家は3人体制で行ってます!
田植えをする時って何人必要だと思いますか?
広大な土地と複数の機械がない限り
3人もいれば何とか作業が回ります
- 田植え機を操作する人
- 育苗箱(我が家ではダシと呼んでいる)を渡す人
- 渡す苗に水をかけて割れを防ぐようにする人
細かい作業を入れたら他にもありますが、
苗を植えるだけなら3人で何とかなります
私の地域では1人で行っている方もいますが
大半は家族で数日かけて行っています
田舎の田んぼは植えにくい…


平面の四角い田んぼならやりやすいですが
我が家の田んぼは
台形なのは当たり前
三角型や植えるとこまでの勾配がキツかったり
用水路も無いので沢水を引っ張ってきたり
植える田んぼの移動距離が遠かったりと
色々と不便な環境で行っています
機械トラブルで動かなくなったり
田植え機が途中で埋まったり
終わるまで気が抜けません…
田植え前までも時間と手間がかかる…
父は3月の中旬には田植えに使う土を買いに行ったり
買った土に肥料を混ぜ込んだり
苗箱の土詰めを行ったり
苗の種まき時に使う土の用意をしたり
苗をそだてるハウスを作ったり
苗の種まき後は毎日、朝と夕方に水やりを行ったり
その合間に田植えが出来るように
田んぼを起こしたり(植えれる状態にすること)と
植えるまでは休みなしで毎日行ってます
私が引き継がない理由
本業ならそれだけ行えば良いですが
本業の傍らで行うと
休日は休み無し
桜が咲く季節は花見に行く時間は無し
家族でお出かけする時間も無し
休日返上、平日も早起きしたり
仕事の終わった後も作業したりと
田植えをするまでは毎日忙しいです
田植えが終わっても実は忙しく
田んぼの水の管理をしたり
除草剤を巻いたり
田んぼの周りの草刈りをしたりと
その後も休日が忙しく
拘束時間が多いと感じます…
手間と暇をかけた分は美味しく育ちますが
必ず良い収入で安定するとは限りません…
天候に大きく左右されるので
暑すぎたり、冷夏だったりすると発育に影響が出て
同じ量の収穫が上がるとは限りません…
去年は豪雨災害もあったりして
天候に本当に左右されます…
親から田んぼの収穫で出る利益について聞いたことはありませんが
手間暇かけて、自由な時間を捨ててまで収入を欲しいとは思いません…
美味しい新米を早くに食べれるメリットはありますが
収入が上がっても時間単価や拘束時間を考えたら
小さい頃から継ぐ気にはなりませんでした…
両親が兼業農家をする理由
私の両親はどちらとも公務員として仕事をしていました
公務員は副業が法律で禁止されています
それであれば、兼業農家も法律違反なのでは?
っと思いますが、
家業のお手伝いという程では法律違反にはなりません
それと親の世代(今現在60〜70歳くらい)では
今程の副業の情報も手に入ることもないので
労働収入による副業がメインだったと思います
両親んが公務員ではなく
今のようなネット環境が整った環境であれば
違う副業を選んでいたかもしれません…
田植えを終えて


父は私の祖父より小さい頃から
当たり前のように田んぼの作業をさせられて
今に至るようです
本心では受け継いでほしいなぁと思っていると思いますが
あえてそこは言ってきません
私が露骨に作業を断るのを目にして
継ぐ気は無いと悟っていると思います
- 桜の観光シーズンは休み返上
- 安定しない収入
- 家族そっちのけでの作業になりがち
特に私は幼少期に父に冬以外は構ってもらった記憶がありません…
父なりに家族のため
家計のためにやってた副業(田んぼ)だったのかもしれませんが
たとえ家計に余裕が無くて
貧しい生活をすることになったとしても
小さい頃はもっと親から相手をして欲しかったなんて思います…
ですが親は親なりに
子供は子供なりに思うわけで
どちらが正解、不正解があるわけではありません
ですが、私は家族の時間を大切にしつつ
無理のない範囲での副業を行っていきたいと思います
親父が百姓を辞めるまでは
数少ない親孝行として手伝っていきたいと思います!